一日一問 健康ひめくり
2月26日(木)
Question
女性において、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の予防はいつから始めるとよい?
Answer
骨粗鬆症とは、骨強度が低下して骨折しやすい状態になることです。骨強度は骨密度が主な指標となります。女性の骨密度にはエストロゲンが深く関わっています。日本人女性の骨密度は20才頃にほぼ最大に達し、閉経の頃から血中エストロゲン濃度の低下とともに急速に減少します。骨粗鬆症の危険因子には、加齢、性(女性)、人種、家族歴、遅い初潮、早期閉経、過去の骨折などの除去できない因子と、カルシウム・ビタミンD・ビタミンK不足、リン・食塩の過剰摂取、極端な食事制限、運動不足、日照不足、喫煙、過度の飲酒、多量のコーヒーなどの除去できる因子があります。そのため骨粗鬆症の発症予防は、若年期に高い最大骨量を獲得し、閉経後もその骨量をできるだけ維持することを基本とし、除去可能な危険因子を取り除くことがポイントです。早期に始めるのがベストですが、何才でも遅すぎることはないので、明日からの生活で意識していきましょう。
医師(産婦人科専門医)
大須賀拓真