閉門即是深山 545
人の集合体は面白い!
今、この原稿を書いている時、ちょうどDodgersがYankeesに優勝の王手をかけている。6回4対0でDodgersが勝っているようだ。大谷翔平は、前日に一塁からの盗塁に失敗、左肩を亜脱臼して「痛てぇ!」と苦悶の表情をしていた。しかし、勝ちたい一心で今日の試合に欠場しなかった。6回まできて、打てはしないものの四死球をとり1番バッターの務めはこなしている。仲間たちも、何とか大谷に米国1位優勝者を経験させようと、奮起しているようだ。
Dodgersも強いチームだが、Yankeesも王者だ!簡単に勝てるチームではない!Dodgersもひとりひとりは、大谷以外これと言われる選手はいないが、チームが纏まれば強い。
大谷翔平の勝ちたい!という気持ちが全てのチームメイトに伝わり、大きな波になっているように見える。もしかすると、LAに戻る前に優勝を決めるかもしれない。当然ロスのファンは、地元で優勝を観たいだろうが、また、興行的にもDodgers首脳陣は、LAで勝ってもらい興行的利益を上げたいだろうが、短期決戦では、悠長なことは言えない!勝てる時に勝っておかなければ、逆転負けもありえるからだ。物価が上がり、何も良い思いの出来ない今の日本人が楽しめるのは、大谷翔平が米国で、本物の王者になることだけだろう!
おっ、書いている間にニュースが飛び込んで来た。大谷フル出場して2四死球をしたらしい。肩を壊し快音を出せなかったものの塁に2回も出れば役目は、果たしている。4対2の3連勝でWS制覇に王手だ!WSが始まる前、テレビで解説者が2連勝した方が優勝の確率が80%以上だと統計的には出ていると言っていたから、Dodgersの優勝、大谷翔平の優勝をこの目で観れるかもしれない!あの優勝リングが大谷の指にハメられるのを観たい!でないとピッチャーに戻る大谷のバッターとしての活躍、ひいては優勝が観られないかもかもしれない。
序章が長くなった。何も大谷翔平優勝物語をここで書くつもりはなかった。人は、どんなに優れていても独りの力では何も出来ない、やはり集合して同じ気持ちを持って成功に進むのが一番必要だ!と、書きたかったのだ。先週私がドラムを務めるバンドの音合わせがあった。バンドも1曲1曲各楽器が心を同じくしないと上手く演奏ができない。
その仲間のひとりが「このぐらいの練習じゃ、とても来年初夏にライブなんか出来ないよ!月に土日は8日もあるんだし、6~70歳代になって休みの日だからと言って一緒に居なければならないほどベタつくことも無いだろう!月に何度か土日も練習しよう!」と言い出した。もちろんプロのバンドでは無い!
「もっと練習をしようよ、その為にはどうしたら良いかなぁ!」このくらいで止めておけば、他のメンバーも考えるし、言っている意味も判るけど!
70代なんだから土日を自分のために使えるはずだ!は、勝手な思い込みに過ぎない。どんな夫婦にも、それぞれの約束事があるはずだ!メンバーが皆黙ってしまった!