閉門即是深山 527
おせっかい
『広辞苑』第四版358頁の「おせっかい」を引いてみた。
この言葉を普段我々はよく使うのだが、辞書で正確に調べることはあまりない。
広辞苑には、
おせっかい「御節介」余計な世話をやくこと。他人の事に不必要に立ち入ること。
と、ある。
次に金田一京助編集代表の監修昭和38年の改定96版発行三省堂『明解国語辞典』も引いてみた。これは、17歳の時に私が受験用に親に買ってもらった辞書で、60年以上常に私の手元に置いてある。もうボロボロで表紙は、割れ、ガムテープで何度も補修し、それでも表紙と中頁がそこかで辛うじて繋がっている代物で、よくまぁ誰かに捨てられず今まで私と付き合ってくれたなぁと思われる相棒のようなものだ。頁を破かないように、また壊れないように慎重にめくってみた。さすが広辞苑のように大きくはないから、文字も少ない。
おせっかい「御節介」よけいな世話。と、書かれてる。
なぜ、私がこの言葉に執着するかというと、私は今、筋肉研究の大家京大名誉教授森谷敏夫氏がつくった(株)おせっかい倶楽部という会社に協力させて頂いているからだ。
どうも「おせっかい」という言葉は、一般的に負と捉えているらしい。どうして、この辞書たちは、負のイメージしか持っていないのだろう!私は、疑問を持つ。「おせっかい」は、確かに「よけいなお世話」かも知れない。が、人情紙風船のような昨今、よけいなお世話は大切なことで、ひとに言われて気が付くことがいっぱいあるのだから、負だけではない!だから、手伝わせて頂いている。
世界一平均寿命が高くなってしまった日本人の高齢者は、今、未知の道を歩んでいると言ってもいい。まだ平均寿命が低い時代に起こらなかった体調の異変は、他の国の人たちより我々日本人が先立って感じているのだと思う。生活習慣病のいくつかは、昔はあまり無かったのだと思う。が、それが最近顕著にあらわれだした。生活習慣病だから、治すのに生活を変えなければならないと。高血圧症も糖尿病も、歩け、歩け、となる。
患えば、薬や何かの治療法はあるにしても、速足で歩け!8000歩、9000歩歩け!と言ったって、ねぇ!スフィンクスの謎解きではないが、はじめ4、そして2、最後が3ってな~んだ?赤ん坊は、ハイハイだから4、老人になると2足と杖1本だから3、そうだ、答えは人間!はい、杖をついて歩け、歩け!でっか?無理、無理!言うのは易し、行うのは難し、ですよねぇ!
この森谷京大名誉教授は、MyMed EMSを造ってくれました。寝たきりでも、車椅子でも、杖に頼った高齢者でも、走れ、歩け、8000歩だぞ!だとは、もう言われなくなるのですよ!ふくらはぎは第二の心臓とは皆が知っていることです!歩くのは、血流だけじゃなく、いろいろな病の予防だとも知っています!それが、難しいんです。でもテレビを観ながら15分!これは、福音です!