閉門即是深山 377
健康に重要な季節の変わり目「二十四節気」
二十四節気は、戦国時代の中国で、季節を春夏秋冬の四つの季節を等分化して、1年を12の節気と12の中気に分け、それらに季節名を付けたものです。
本来、二十四節気は中国、中原を中心とした地域の気候をもとに名付けられたものです。ですから、日本の体感する季節感と多少合わない名称も出てくるわけです。また、太陰暦と現在どの国も使っている太陽暦の違いも出てきます。判り易く書けば、一年の中の四季(春夏秋冬)を、さらに細かく24に分け、それぞれにつけられた季節の名称です。二十四節気を知ることで、日々の生活の中で、四季の移ろいをより身近に感じ取ることができると、太玄斎(1787)『こよみ便覧』には、書かれています。
まずは、二十四節気をここに書いてみます。が、月日は目安になります。なぜならば、年によって変わるからですが、多少の誤差と思ってもいいと思います。また、ページの都合で二十四節全部は書けません。このブログが配信される前後だけにします。
- 小寒(1月5日~1月19日頃)
「寒の入り」と言われ、寒さは次第に厳しくなり、池や川の氷も厚みを増す頃です。 - 大寒(1月20日~2月2日頃)
一年で最も寒さが厳しく、大雪が降り、氷がはりつめる頃です。 - 立春(2月3日~2月17日頃)
春の初め。まだ寒さは厳しいものの、徐々に暖かくなりはじめる頃です。 - 雨水(2月18日~3月4日頃)
雪から雨に変わり、積もった雪も融け始める頃です。 - 啓蟄(3月5日~3月19日頃)
眠っていた生き物たちが、目覚める頃です。 - 春分(3月20日~4月3日頃)
この日をはさんで前後7日間がお彼岸。昼間と夜の長さがほぼ同じになり、寒さも和らぐ頃です。 - 清明(4月4日~4月19日頃)
万物が若返ってすがすがしく、百花が咲き競う頃です。 - 穀雨(4月20日~5月4日頃)
田畑の準備が整い、その成長を助けるように春の雨が降る頃です。 - 立夏(5月5日~5月20日頃)
夏のはじめ。野山が新緑に彩られ、陽がまぶしくなるころです。
『こよみ便覧』を参考にして書きましたが、これで9節です。あと15節あるわけですね。
ぐるりと1年、二十四節廻り「冬至」からまた次の1年、小寒に戻るわけです。「夏至」「冬至」を『二至』、「春分」「秋分」の二分を二至二分と呼ばれ、重要な「中気」です。重要な節気「立春」「立夏」「立秋」「立冬」を四立と言い、二至二分と四立で八節です。それ
が、どうした?と聞かないでください!ただ、書きたくなっただけの事ですから……!