閉門即是深山 327
ラジオ
4月20日月曜日の夜9時だから、21時からだ。ラジオ日本の月曜夜9時から30分の番組『千花有黄の道いろいろ』というラジオ番組にゲストとして呼ばれた。収録である。以前「私の番組に出てヨ!」と知花さんに言われていた。
知花有黄さんとは付き合いが長い。昔、彼女は演歌歌手だった。しかし、時代が移り変わり、新宿のコマ劇場のような大きな劇場で演歌のステージをやることが少なくなった。もう北島三郎や森進一、五木ひろしや吉幾三、女流ならば、石川さゆりや坂本冬美、島津亜矢など天才肌の歌手で手一杯で、新しい歌手の出る幕が無い。
余談だが、私にドラムの基礎を教えて下さった先生が、五木ひろしさんの専属担当ドラマーの方で、吉幾三さんから五木さんを通して僕の担当ドラマーにもなってくれよと頼まれ、ふたりの担当をしたおかげで、私に教える時間が無くなってしまった。
歌手は、地方公演であちこちに行く。20名以上のビッグバンドを引き連れて行くわけにはいかないのだ。名ドラマーは、指揮者の役もする。担当ドラマーは、地方で集めたバンドマンの指揮者でもある。
「あなたには、もう3年も基礎を教えてきました。次は、何をやりたい?忙しくなってきたので、もうお教え出来ないけど」先生が言ったのが4年近く前だった。「ジャズを」
ドラムは、ジャズが難しい。ドラムは、ジャズのために生まれたのだから何のジャンルの曲をやるにもジャズの勉強をしたい。私は、そう思っていた。そして、今の先生にジャズを教えてもらっている。
話を戻すと、千花さんも演歌からジャズ歌手に転向した。昔、演歌を歌っていたころは、彼女を私に紹介してくれた博報堂の人と一緒にカラオケによく行った。さすがにプロは上手い!あたりまえじゃん、と言われそうだが上手さのレベルが違うのだ。そして、しばらく会う機会が無かった。再会したのが、私がいる赤坂のオフィスのすぐ傍にある喫茶店だった。ふたり同時に「ぎゃ~っ!」と声をあげた!ここで会うとは、考えにくかったからだ!彼女は、演歌をやめジャズの練習を始めていると言った。ジャズの先生のレッスン場が近くにあるらしい。
それから、たまに偶然その喫茶店で出会うようになった。最初の彼女からのメールには「4月の終わりの頃に収録しまァ~す!2週間分出てくださいネ!」とあったので、スマホのスケジュールに書き込んだ。しばらくして「お願いがあります、その前のゲストから急に連絡が入って、お友達が亡くなって急遽弔辞を読まねばならなくなったとかで。急ですが、なんとか来週水曜日に3週間分、出来ませんか?」
私は悪いことでないかぎり60歳から「No!」と言うのをやめている!もしかして、前に出るはずのゲストが、新型コロナが怖くてやめたかったのかも知れない。「来週の水曜日ね、スタジオは前と同じ横浜の関内のラジオ日本の3階ね!大丈夫、行きますよ!こんな時だから、自分で運転して行っていいですか?車、停められる場所あります?」
当日は、運転免許の書き換えのため、朝から教習所に行かねばならなかった。70歳以上になると、まず教習所に行って講座、適正能力検査、運転をしてお墨付きをもらわねばならない。初めての経験!終わって関内に向かった!
【お知らせ】
ラジオ日本『千花有黄の道いろいろ』(毎週月曜日21時(夜9時)~30分)にゲストとして呼ばれました。
放送日は、次の通りです(ゲストコーナー およそ10分)。
・4月20日(月)
・4月27日(月)
・5月 4日(月)
3週にわたって出演します。よろしければ、お聴きくださいね。