『ああ、栄養ドリンク。』前編
モバイル上田の「のほほん陶芸日記」 第397号
9月○日晴れ
「元気いっぱ~つ!」
栄養ドリンクは飲み物ですよね。でも、今回の栄養ドリンクは飲み物じゃなくて乗り物。意味不明なのは良くあることなので、「いつものことですな」と流してください。
「ジムニー」
以前、スズキのジムニーという四輪駆動の軽自動車に乗っていました。クルマが好きな人はすぐにわかると思いますが、このジムニーは狭い山道も走破してくれる心強い相棒でした。なにせ多少の「わだち」があっても底をすることも無く、また、恐ろしい急斜面も上ってしまい、故障するようなところが無いという心強い相棒だったのです。このクルマに乗るとストレス発散になるような、そんな不思議なクルマだったのです。正しく栄養ドリンク号だったのです。
「医学的にも」
ところが、数年前に事情があってジムニー君を手放してからは、栄養ドリンク無しで日々過ごしておりました。でも、そんな状況が続くと非常によろしくありません。医学的に見ても、新たな栄養ドリンクを見つけなければいけないのです!医学的に見てもです!
「ゲッツ!」
もう、わかっていただきましたよね。以上はある作戦のための理由付けです。ある作戦とは、新たな栄養ドリンクをゲットする作戦というわけです。そして、2010年に新しい栄養ドリンクをインターネットで見つけ出し、知り合いに頼んで取り寄せてもらったのです。
「原付ニ種」
それは、バイク。バイクと言っても自転車ではありません。原動機付自転車です。まあ、わかりやすく言えばオートバイ。もうちょっと詳しく表現すると第二種原動機付自転車かな?学生の時に乗っていたバイクと同じ125CCという排気量です。ナンバープレートがピンク。つまり桃色。オヤジが桃色ナンバーのバイクに乗っているというわけです。この桃色ナンバーは、高速道路は走れないけど、一般の道路はクルマと同じ時速60キロで走ることが出来るのです。実に実用的な原動機付自転車というわけです。
「理由追加」
このバイクを購入するにあたり、医学的な理由以外に、もっと現実的な理由付けをやりました。窯焚きの前と窯出しの後には愛宕山にある陶器神社にお参りすることにしています。やはり、火の用心などは神様にお願いしておいた方が気持ちがすっきりしますからね。ところが、この愛宕山の道が狭いのです。以前、クルマで行った時に逆方向からクルマが下りて来て大変苦労したことがありました。クネクネとしばらくバックしたわけです。あれは本当に大変なのです。で、考えました。バイクなら、クルマが来てもすれ違える!!!どうです、素晴らしい理由付けでしょう?後はもう勢いでした。『できちゃった結婚』というのがありますが、『買っちゃったバイク』です。
「DNA」
このニュー栄養ドリンク号の名前はDF125というもので、偶然にもジムニーと同じスズキ一族。どこかに同じDNAを感じるのは陶芸師だけでしょうか?びゅんびゅんスピードが出るわけでもないですが、ジムニーと一緒で、のんびり走っても気持ちいいのです。正に栄養ドリンクです。走っているだけでニコニコしてしまいます。変?
のんびりと走りながら、本日はここまで。
つづく。