『ああ、修学旅行。』 | honya.jp

『ああ、修学旅行。』

モバイル上田の「のほほん陶芸日記」 第396号

9月○日初秋

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 法隆寺にて

『悪友再登場!』

奈良です。法隆寺です。五重塔です。金堂です。夢殿です。飛鳥時代です。おやじ二人で修学旅行なのです!

窯焚きの時に緊急避難して来た悪友W田、あいつが九州からの帰りにまたやって来ました。まあ、こちらは前からの計画通りで、緊急避難は本当に緊急だったのです。九州からの帰りにW田がやって来るのはここ数年恒例行事になり、今回も奈良へ行ったというわけです。

奈良はいいですねえ~!時間の流れがゆったりしています。休日を楽しむのに最高の古都だと思っています。京都だと、もうちょっと早いテンポで時間が流れるような気がして、なかなかリラックスモードにならないのです。まあ、仕事で行くことが多いというのも、その原因かもしれませんがね。

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五重塔

『去年も奈良、今年も奈良。』

去年はおやじ二人で興福寺へ行きました。あの阿修羅像を見てみたいというリクエストに応えての修学旅行でした。しっかりと阿修羅像などの仏様を見学して、その勢いで(?)、薬師寺まで見学したのでした。

その前の時には、おかみさんも一緒に平城京跡を見学しました。あの広い場所を、歩いて歩いてまたまた歩いて、熱中症寸前の修学旅行でした。そして今回です。

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修学旅行中?

『念願の法隆寺』

前から行ってみたかった法隆寺です。『柿食えば、鐘が鳴るなり、法隆寺。』でしたっけ?あの法隆寺です。信楽に来て30年以上になるのに、何故か法隆寺には行ったことがありませんでした。東大寺、興福寺、西大寺、薬師寺などなどいろいろと見学に行ったのに、法隆寺に縁が無かったんです。

でも、今回その夢が叶いました。行ってみてビックリです。もっと静かなところだと思っていたら、行った時期が悪かったのか、凄い人数の修学旅行生。もちろん青少年たちです。我々のようなおっさんではありません。各地からやって来た小学生、中学生、そして高校生です。山門から出てくる様子を見て、思わずカニの産卵を思い出したくらいです。う~ん、『カニ食えば、思い出します、法隆寺。』かな?

『飛鳥時代』

ここは聖徳太子ゆかりのお寺だそうで、仏像も飛鳥時代のものが多いですね。あの時代の仏様は、なんだか顔立ちが違っていて、いかにも仏教が外国から伝わったことを感じます。陶芸師もW田も結構真面目にあっちこっちを見学しましたが、情報は頭の中を素通りしたようです。

それでも、なんとなくありがたい気持ちになり、ゆったりとした時間を過ごし、窯の疲れと旅の疲れをそれぞれ癒すことが出来たのなら十分なのです。

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五重塔と金堂

『えっ、もう閉店?』

それにしても驚いたのが門前町のお店。閉店が早い!!!夕方4時過ぎには大方のお店が閉店。コーヒー一杯飲むのも大変な状況です。どうも修学旅行生がターゲットのようですね。彼らが帰ると閉店なのでしょう。う~ん、潔いというか割り切ったというか。『お土産は、早めに買いましょ、法隆寺。』が鉄則ですね!

悪友W田の『ああ、夏休みが終る~』を何度も聞きながら、本日はここまで。

つづく。

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夢殿にて

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