今年の高松菊池寛記念館の文芸講座 | 閉門即是深山(菊池夏樹) | honya.jp

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今年の高松菊池寛記念館の文芸講座

先日は、帰宅するのが珍しく遅くなった。
よく耳にする交感神経と副交感神経という言葉があるが、我々人間はフクロウや猫と違ってお日様が出たころに目覚める。とたんに交感神経にスイッチがONされ、動く活動に適した体になる。夕方になると副交感神経がONされて、休む態勢になってくる。

が、77歳ともなれば、体若い時は、それに逆らって仕事を続けてきた。編集者の仕事は、人が休んでいるときから始まる。体に良いわけがない職種なのだ。しかし、それしか能力が無かったし、若さの体力で乗り切った。力が薄れ動物化してくる感じがする。それでも宵っ張りの癖は取れないが、テレビをつけながら、ボーっとしている。微睡むときもある。副交感神経の作用を楽しみながら!

遅く帰るとテーブルの上に、私が高松の記念館の名誉館長を務める菊池寛記念館から封書が届いていた。開封すると手紙が入っている。
「当館では、令和5年度文芸講座を6月3日より開催いたします。つきましては、お手数ではございますが、同封のちらしを広く御周知くださいますようお願い申し上げます」とあり、菊池寛記念館の館長名が書かれている、私には、どれ程の読者が読まれているかはわからないけど「周知」できる媒体は、このブログしかない。東京の方でも、他県の方でも、この時期に旅をしようと考えている方は、是非に四国高松のサンクリスタル高松3階にあるホールの文化講座にお立ち寄りくださいね!いずれも土曜日です。日にち、講師、テーマの順です。

6月3日
ノートルダム女子大学文学部 東城敏毅教授:『万葉集』大伴旅人の『讃酒歌』
7月15日
香川県立ミュージアム 高木理光主任専門職員:香川県と映画
8月19日
香川大学教育学部 北原圭一郎准教授:『紫式部日記』と『源氏物語』
9月2日
就実短期大学生活実践科学科 加藤美奈子教授
あの「文豪」はどのような手紙を送ったのか
10月7日
香川大学教育学部 渡邊史郎教授
戦時下の「反近代論」と戦後のエンターテインメント
11月25日
歌人、作家 東直子氏:海のめぐりの現代短歌
12月9日 香川大学教育学部 佐藤明宏特命教授:二十四の瞳

令和6年
1月20日
(株)半空代表取締役社長、半空文学賞主幹 岡田陽介氏
市井の人が参加できる文芸活動とは 体験型文学賞の広がりと歩み
2月3日
香川大学教育学部 古橋紀宏准教授:鄭玄の学問
3月9日
青山学院大学 片山宏行教授:菊池寛の基点

いかがですか?時間が出来て勉強をし直す良いチャンスではないでしょうか?
多くの方々のご来館をお待ちしております!

■菊池寛記念館 文芸講座→こちら