閉門即是深山 212
神様
年を取ると一年がとても速く過ぎ去って行きます。駄文ですが、毎週よくも書き続けてきたものだと感慨無量の気持ちです。どなたが読者だか書いている私には、判らないのですが、時々読んでくださっている読者にお会いすることがあります。ひとりでも読んで頂いている方がいるならば、「う~ム」と唸りながら、苦しんで書いていても書き甲斐があります。読者のみなさま、1年間読んで頂き感謝いたします。まだ、クリスマス前ですが、来週は年末、お忙しくなるでしょうから、今年は、これで!「読者のみなさまにとって来年が良いお年になるように、神にお祈りいたします!」
そう言えば、クリスマスはキリスト教のイエス様がお生まれになった祝日の日ですね。ユダヤの民は、神様と2度の契約をしました。1度目は「この世で唯一の神とする」ならば「ユダヤの民を繁栄させよう」と。2度目の契約は「神のおっしゃる十戒を守ります」ならば「ユダヤの民を救おう」。これが神と人との最初の契約『旧約聖書』です。イエスもユダヤの民のひとりでユダヤ教の信仰者でした。が「ちょっとヘンだぞ、ユダヤの民は真面目で『旧約聖書』に書かれていることを守って生活をしている。でも、守れない人がいる。神は、守れない人に必要なんじゃないか?罪人なる我等のために!」と気付き、神と契約しました。「貴方の子、私の命と引き換えに罪人を救い給え!」ならば「そうしよう!」これが新しい神様と人間との間で交わした契約『新約聖書』です。実に簡単に書きましたが。
さて、日本には、八百万の神様がいらっしゃいます。正月に、みなさんの多くが参拝に行かれるでしょう!初詣ですね。新しい松飾を買って、新しい〆縄をくぐり参拝します。話は、横道に少し逸れますが、相撲は神技のひとつですね。お相撲さんの位で一番トップは、大関です。その大関の中で神となった、神様に近づいたお相撲さんが〆縄を付けます。神ですから、〆縄がその象徴ですね。この〆縄を横綱と言います。横綱は、神様なのです。
暮れ近くなって、横綱日馬富士の問題が毎日ニュースになりました。しかし、神である横綱の前で無礼を働く貴ノ岩や神様のはずの貴乃花親方の態度は、如何なものでしょうか?サラリーマン社会では、よくあることで、上司が部下に呑みながら小言を言うことがありますね。そんな時にスマホをいじるでしょうか?それも彼女からの電話です。親方か、緊急の電話ならば別ですが。神様からの神言を聞きながらスマホをいじる。今風ですが、常識、礼儀に欠けてはいませんか?怪我させたのは悪いですが、仕事が格闘技ですから、日頃稽古を積んでいる人たちです。横綱であれば、手加減も判ります。モンゴル会の中のことでしょ?任せておけば良かった。神様にお見せする相撲は、妙な変革はいらない!文化を受け継ぎ、残し続けるべきでしょう!それが、文化ですから!横綱引退、では貴ノ岩の失礼は?